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添加物は危険?子供への影響と避けるべき食品

食品にはどんな添加物が使われている?

添加物は、食品を製造する時に加工・保存の目的で加えられます。
味や見た目を良くするもの(甘味料、着色料、発色剤、香料など)、保存性を高めるもの(保存料、酸化防止剤、防かび剤など)、栄養成分を強化するものなど、加工食品を作るうえで大切な役割を果たしています。

どんな食品に多い?

添加物は、ほとんどの加工食品に使われています。特に「賞味期限の長いもの」は保存性を高めるために様々な添加物が使われていたり、清涼飲料水や菓子類、漬物やふりかけなど「カラフルなもの」「色鮮やかなもの」は、添加物によって着色していることが多いです。

また、ドレッシングやめんつゆ、ウスターソース、顆粒だしなど調味料類にも添加物が多く使われています。

子供に食べさせても問題ないの?

日本では、厚生労働省により安全性を認められた添加物のみが使われているため、一般的な食生活で摂取する程度の量であれば心配いりません。

しかし、子供は免疫機能が弱いため、添加物を多く摂り続けるとアレルギー症状などの原因になるとも言われています。(※1)健やかな成長のためにも、子供には添加物の少ない食生活を心がけましょう。

子供がなるべく避けたい添加物

ハムやウインナーなどに使われている発色剤の「亜硝酸ナトリウム」は、発がん性を高めると言われており、なるべく避けたい添加物です。(※1)市販品では、発色剤を使っていない「無塩せき」と表示があるものを選ぶと安心です。

また、お菓子や清涼飲料水にも要注意。甘みは「アスパルテーム」「スクラロース」などの合成甘味料で、子供が喜ぶカラフルな色合いは「タール色素」などで着色されていることが多く、これらもなるべく避けたい添加物です。おやつには手作りでホットケーキを焼いたり、果物やふかし芋などで自然の甘みを楽しみましょう。

添加物なしで美味しい手作りレシピ

添加物が多い市販品に比べ、手作りなら子供にも安心です!
例えば、ドレッシング。酢・塩・オリーブオイルを混ぜて、しょうゆ・玉ねぎ・おろし生姜などお好みの素材を加えれば出来上がりです。めんつゆも、しょうゆ・酒・みりん・だし汁を火にかけ煮立たせるだけで手作りできます。漬物は、ポリ袋にきゃべつ・きゅうり・なすなどの野菜と、塩・しょうゆを入れもみこんでしばらく置くだけで手軽にできますよ。

添加物に不安を感じ過ぎず、時間に余裕のある時は手作りしたり、食品を購入する時には表示を見てなるべくシンプルな物を選ぶなどを頭の片隅において、毎日の食事を楽しんでくださいね。

(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)

(※1)渡辺雄二(2017)『子どもに「買ってはいけない」「買ってもいい」食品』大和書房
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このテーマの作者紹介

板垣 好恵

管理栄養士・ヘルスフードカウンセラー
十文字学園女子大学人間生活学部食物栄養学科を卒業。
「食の大切さ、手作りの楽しさや幸せ」を伝えるため、大手料理教室にて料理・パン・ケーキの講師を務め、1万名以上の生徒を担当する。
現在は、妊活中の女性・妊婦さん・産後ママに向けての料理教室や食事指導、栄養セミナーを行う他、雑誌のコラム執筆、商品開発、イベント出演など多方面で活動中。一児の母。

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