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花粉症対策のカギは食にあり!?辛い症状を和らげる食事とは

80,892view 2016/01/28 07:00 健康・ダイエット
花粉症対策のカギは食にあり!?辛い症状を和らげる食事とは
日本人の国民病とまで言われている「花粉症」。毎年この時期になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、皮膚のかゆみなど、不快な症状に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

花粉症は、アレルギー疾患の一種。植物の花粉に対して免疫が過剰に反応し、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こします。内服薬や点鼻薬、目薬、マスク、めがねなど、様々な花粉症対策がありますが、忘れてはならないのが、食生活。食生活を改善し、免疫力を高めることで、辛い症状を和らげることができます。

花粉症の症状を和らげる食材

偏食をせず、栄養バランスのとれた食事をとることが基本ですが、特に意識してとりたい“花粉症の症状を和らげる食材”をご紹介します。

・発酵食品
ヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬けなどの発酵食品には、腸内環境を整える作用があります。腸には多くの免疫細胞が存在するため、腸内環境を整えることで、身体全体の免疫力を正常化に保ち、アレルギー症状を緩和できるといわれています。

・野菜、海草、きのこ
野菜や海草、きのこ類に豊富な食物繊維は、腸内環境を整える作用があります。また、にんじんやかぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜は、ビタミンやミネラルが豊富で、免疫力アップに役立ちます。

・青魚
さば、いわし、さんまなどの青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)などの脂肪酸は、免疫機能を正常し、アレルギー疾患の症状を抑える効果があるといわれています。

・エゴマ油、亜麻仁油
エゴマ油や亜麻仁油に含まれるα-リノレン酸は、体内でEPAやDHAへと変換されます。α-リノレン酸を含む油は酸化しやすいので、加熱せずサラダなどに利用するのがおすすめです。

一方、なるべく控えたいのは、高たんぱく高脂肪な肉中心の食事、スナック菓子やファーストフードなどの加工食品です。これらは腸内環境を悪化させやすいため、摂りすぎないようにしましょう。

食事対策は、花粉の飛んでいる時期だけでなく、年間を通じて行うことが大切です。毎日の食事で免疫力を高め、花粉症に負けない身体づくりをしていきましょう!

(テキスト: 尾上 雅子)

この記事の作者

尾上 雅子 さん
尾上 雅子

管理栄養士
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科卒業。
食品メーカーにて、品質管理・商品企画・販促・広報などの業務に携わる。
現在は、企業やクリニックでの生活習慣病予防・重症化予防のための保健指導や、食品関連企業の販促・広報支援などを中心に活動している。

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