楽天レシピ編集部や栄養士、料理専門家がお届け!食に関するマガジン

アレルギーが心配!離乳食の卵はいつからOK?

6,417view 2017/08/01 07:00 ママ・プレママ部
アレルギーが心配!離乳食の卵はいつからOK?
卵はいつから大丈夫?

離乳食を始める上で気を付けて欲しいのが「アレルギー」です。小児期のアレルギーの原因として多いと言われているのが卵なので、特に注意が必要です。(※1)

卵は卵黄と卵白に分けられます。特に卵白にアレルギーの原因となるタンパク質が含まれているので、アレルギーが起こりにくい卵黄から始めるようにしましょう。卵黄を始める目安は、豆腐や白身魚などのタンパク質に慣れてくる7,8ヵ月頃(離乳食を始めて2ヶ月くらい)です。(※2) 卵黄でもアレルギー反応がある場合があるので、必ず極少量から始めましょう。

卵を食べさせる時の進め方

まず、卵黄を食べさせる時は固ゆでにした卵を使用します。生卵を割って分けた場合、卵白が混ざってしまうため、必ず固ゆでにした卵から卵黄部分を分けるようにします。他の食材とは違い、小さじ1杯からではなく耳かき1杯程度の少量から始めます。アレルギー反応がなければ少しずつ量を増やしていき、最大でも卵黄1個分にします。(※2)

卵黄になれたら卵白も始めることができます。卵黄に慣れてすぐではなく、できれば1ヵ月以上経ってから始めるのがおすすめです。卵白を始める時には全卵を使用します。しっかりと火を通すようにしましょう。

全卵も初めは耳かき1杯程度からにします。離乳食完了の頃でも全卵2/3個までにしましょう。(※2)
卵黄が大丈夫でも卵白でアレルギー反応が出る子も多くいます。全卵をあげ始める時には、食べさせる時間に注意し、食べた後の経過も気を付けてみてあげるようにしてくださいね。

卵を使ったおすすめ離乳食レシピ

卵は栄養価の高いタンパク源で、他の食材とも組み合わせしやすいので離乳食のレパートリーが増えます。ごはんに混ぜたり、シンプルなスクランブルエッグにするだけでなく、フレンチトーストやプリンなど大人と同じようなメニューも作れるようになりますよ。

卵黄のみの時期は固ゆででパサつきがちなのでおかゆに混ぜたり、スープにしたり、とろみのあるものと一緒にあげることで食べやすくなります。

アレルギーが出ると不安になってしまいますが、卵アレルギーを発症する赤ちゃんは多くいます。成長と共に治ることも多いので、医師と相談しながら上手にアレルギーと付き合っていきましょう。

(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)

(※1) 「厚生労働省」 『食物アレルギー』
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-08.pdf (2017.7.13アクセス)
(※2) 「厚生労働省」『授乳・離乳の支援ガイド』
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf (2017.7.13アクセス)

この記事の作者

上野 知佐 さん
上野 知佐

管理栄養士・幼児食アドバイザー
1988年生まれ。昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。
社員食堂での勤務を経て、特定保健指導、妊婦さんや産後ママ向けのダイエット指導を行う。現在は、自身の妊娠を機に妊婦さん向けレシピや離乳食、幼児食、母乳育児ママ向けレシピをブログにて発信中。

関連する記事

    デイリシャス配下共通/アクセスランキング上部のチームサイト枠      

ママ・プレママ部のランキング

    デイリシャス配下共通      

ジャンル一覧

楽天レシピ プレミアムサービス開始!3日分献立でラクしよう
【楽天市場】Rmagazine|雑誌コラボ情報など旬の話題の情報発信サイト


おすすめの特集

もっと見る