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離乳食は作り置き&冷凍保存できる?「フリージング」の上手な活用術を伝授

87,759view 2017/07/20 07:00 ママ・プレママ部
離乳食は作り置き&冷凍保存できる?「フリージング」の上手な活用術を伝授
離乳食の保存方法は「フリージング」

離乳食は、茹でたりつぶしたりと作るのに手間がかかりますよね。赤ちゃんにはおいしい離乳食を食べさせてあげたいけど、毎食いちから手作りするのは大変。そんな時には「フリージング(冷凍保存)」がおすすめです。

おかゆや茹で野菜などをまとめて作ってフリージングすれば、離乳食も作り置きができます。食べる時は鍋や電子レンジで加熱するだけなので、離乳食作りがグッと手軽になりますよ。

フリージングに不向きな食材は?

おかゆ、麺類、肉、魚、野菜など、ほとんどの食材がフリージング可能です。しかし中には不向きな食材もあります。冷凍すると食感や品質が変わってしまう食材はフリージングには向きませんので控えましょう。

■不向きな食材

・豆腐
食感がぼそぼそとし、味も損なわれる

・プレーンヨーグルト
冷凍すると分離してしまう(加糖タイプならOK)

・茹で卵
白身がゴムのような固い食感になる(黄身のみならOK)

・こんにゃく
水分が抜けて食感がぼそぼそと固くなる

フリージングの際の注意点

フリージングをする時には、気を付けたい注意点があります。美味しさを保ち、衛生面でも安心して食べられるように、ポイントをおさえましょう。

■冷凍するとき

・清潔な調理器具を使い、食材が新鮮なうちに調理する
・調理後はしっかりと冷まし、空気に触れないよう密閉する
・1食分ずつ小分けにして冷凍する

■解凍するとき

・雑菌の繁殖を防ぐため、食べる前にはしっかりと加熱する(自然解凍はNG)
・一度解凍した食材は、再冷凍しない
・保存期間は1週間を目安に使い切る

おすすめレシピ

離乳食のフリージングは「おかゆ」「人参」「しらす」などの単品食材だけでなく、複数の食材を組み合わせた「おかず」もフリージングOKです。作り置きしておくと便利なおすすめレシピをご紹介します。

<いろいろ野菜のMIX>

人参、大根、玉ねぎなどお好みの野菜を月齢に合わせた大きさに刻み、やわらかくなるまで茹でて混ぜ合わせ、小分けにして冷凍する。
おかゆやうどんに混ぜれば、手軽に彩りや栄養価をUPできて便利です!

<成長に欠かせないタンパク質源となる肉や魚のおかず>

・鶏とかぼちゃの煮物風
茹でた鶏ひき肉に、茹でてつぶしたかぼちゃとだし汁を加えて混ぜ、小分けにして冷凍する。

・鮭ポテト
茹でてほぐした鮭に、茹でてつぶしたじゃが芋を加えて混ぜ、小分けにして冷凍する。

離乳食のフリージングを上手に活用しながら、赤ちゃんとの離乳食期を楽しく過ごしていけると良いですね。

(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)

この記事の作者

板垣 好恵 さん
板垣 好恵

管理栄養士・ヘルスフードカウンセラー
十文字学園女子大学人間生活学部食物栄養学科を卒業。
「食の大切さ、手作りの楽しさや幸せ」を伝えるため、大手料理教室にて料理・パン・ケーキの講師を務め、1万名以上の生徒を担当する。
現在は、妊活中の女性・妊婦さん・産後ママに向けての料理教室や食事指導、栄養セミナーを行う他、雑誌のコラム執筆、商品開発、イベント出演など多方面で活動中。一児の母。

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