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管理栄養士のアドバイスで冷え性を改善!体を温めてくれる食事

28,087view 2015/11/14 17:00 健康・ダイエット
管理栄養士のアドバイスで冷え性を改善!体を温めてくれる食事
多くの女性が悩まされている「冷え性」。冷え性は、血行不良によって、体の末端部分が極端に冷たくなることをいいます。特に冷えやすいのは、足、手、腰。酷くなると、頭痛やめまい、関節の痛みなどの症状に悩まされることも。たかが冷え性とあなどってはいけません。

冷え性の主な原因として、自律神経の乱れがあります。自律神経には、暑さや寒さに体がうまく対応できるよう、体温を一定に保つ働きがあります。暑い時は血管を拡張させて体温を発散させ、寒い時は血管を収縮させて体温が逃げるのを防いでいます。ところが、何らかの要因によって自律神経の働きが乱れると、必要以上に血管を縮めてしまい、血行が悪くなるのです。

特に女性に冷え性が多いことについては、筋肉量が関係しているといわれています。男性に比べて筋肉量の少ない女性は、熱を作り出す力が弱いのです。また、女性に多い貧血や低血圧も、冷え性を招きます。ダイエット志向が高まる近年では、食事のエネルギー不足や栄養の偏りが原因となっている場合も少なくありません。

体を温める食事のポイント

・栄養バランスを整える

血行促進のために何よりも大切なのは、栄養バランスです。主食・主菜・副菜がそろった食事を心がけましょう。また、ビタミンEには血行を良くする働きがあります。ブロッコリー・かぼちゃ・アボカド・ナッツ類に多く含まれるので、意識して取り入れることをおすすめします。

・身体を温める食材を選ぶ

食べ物には、体を温めるものと冷やすものがあります。唐辛子、にんにく、生姜、ネギ、玉ねぎ、根菜類など、温めるものを積極的にとるようにしましょう。

・食事の温度に注意する

煮る、焼く、茹でる、炒めるといった加熱調理を基本とし、温かいうちに食べるようにしましょう。野菜をとるために、毎日スムージーやサラダを食べるという方は多いですが、冷えが気になる場合は控える方がよいでしょう。

鍋料理は冬に最適!

これからの季節におすすめなのは、簡単にできるお鍋。薬味をたっぷり使うのがポイントです。いつものお鍋の具材に、長ネギや生姜をプラス、さらに大根おろしやすりおろしたにんにくを添えれば、より一層あたたまる鍋料理に。もちろんお肉や豆腐などのたんぱく質も忘れずに。

この冬は、日々の食生活を見直して、冷え知らずの体を目指しましょう!

(テキスト:尾上 雅子)

参考資料:
中村 丁次 (2010)「栄養の基本がわかる図解事典」(成美堂出版)

この記事の作者

尾上 雅子 さん
尾上 雅子

管理栄養士
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科卒業。
食品メーカーにて、品質管理・商品企画・販促・広報などの業務に携わる。
現在は、企業やクリニックでの生活習慣病予防・重症化予防のための保健指導や、食品関連企業の販促・広報支援などを中心に活動している。

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