春のお弁当に♪菜の花と新じゃがのポテトサラダ【頑張りすぎない家族ごはん#42】

8,071view 2022/03/24 09:00 季節・話題

こんにちは！管理栄養士の中村りえです。

春らしい暖かさを感じるようになりましたね。
桜も各地で見頃を迎える頃なので、お弁当を持ってお花見やピクニックにお出かけされる方も多いのではないでしょうか。

今回は、春のおでかけにぴったりな行楽弁当のおかず「菜の花と新じゃがのポテトサラダ」レシピをご紹介します♪
食材を傷みにくくする調理のコツもお伝えしますよ。

普段のお弁当おかずにもおすすめなので、新年度を迎え、これからお弁当作りが始まるという方も
春らしい華やかなポテトサラダで、お昼を楽しんでくださいね。

春が旬の食材をたっぷり使った、絶品ポテトサラダを作ろう♪

今回ご紹介するレシピは、今が旬の「菜の花」と「新じゃがいも」をたっぷり使ったポテトサラダです。

・菜の花
菜の花のほろ苦さがポテトサラダのアクセントに。
菜の花は鉄、ビタミンC、葉酸などたくさんの栄養が含まれています。
青菜である小松菜と比較しても、ビタミンCと葉酸は両方とも、菜の花のほうが3倍も多く含まれているんです！
菜の花がおいしいこの季節に、積極的に摂りたいですね。

・新じゃがいも
新じゃがいもは皮が薄くて水分が多いのが特長です。皮ごと食べることができるため、ぜひ皮ごと使ってくださいね。
甘みと滑らかな食感が魅力で、いつもと違う味わいのポテトサラダになりますよ♪
水分が多いので、マヨネーズはいつもより少なめにして調整しましょう。

「菜の花と新じゃがのポテトサラダ」傷みにくくするポイント

長時間持ち歩くことが多いお弁当。気温が上がって過ごしやすくなるのは嬉しいですが、食材の傷みも気になりますよね。
今回紹介する「菜の花と新じゃがのポテトサラダ」を傷みにくくするために、2つのポイントをお伝えします。

傷みにくくするポイント（1）お酢を使う
殺菌作用のあるお酢を使うことで、食材を傷みにくくすることができます。
じゃがいもが温かいうちにお酢を入れると酸味が和らぐので、酸味が苦手な方もぜひ試してみてくださいね。
また、お酢を入れることでさっぱりとした味わいになったり、じゃがいもがしっとりとしてマヨネーズとなじみやすくなるというメリットも◎

傷みにくくするポイント（2）卵は固ゆでにする
お弁当に入れる卵は傷みにくいように固ゆでにしましょう。
沸騰したお湯で12分ほど茹でると、黄身にしっかり火の通った固ゆで卵ができます。

「菜の花と新じゃがのポテトサラダ」レシピ

【材料（4人分）】
・新じゃがいも…3個（450g）
・菜の花…100g
・ハム…4枚
・卵…2個
・(A)酢…大さじ１
・(A)塩…小さじ1/2
・(B)マヨネーズ…大さじ4
・(B)こしょう…少々

【作り方】
1. 新じゃがいもは皮付きのままよく洗って一口大に切る。ハムは1.5cm角に切る。
2. 小鍋に湯を沸かし、塩を小さじ1/2（分量外）入れ、菜の花を1分ほど茹でて2cm幅に切る。菜の花を取り出した小鍋に卵を入れて12分茹でる。水にさらして殻を剥いて、縦に4等分に切る。
3. 耐熱容器に新じゃがいもを入れてラップをし、600wの電子レンジで9分加熱する。熱いうちに(A)を加えて潰す。
4. ハム、ゆで卵、菜の花、(B)を加えて和える。

【ポイント】
・菜の花を茹でるときは、先に根元を30秒ほど茹で、先端を加えてさらに30秒、合計1分程度にすると食感も程よく残っておいしく仕上がります。
また、塩を加えることで鮮やかな緑色に茹で上がりますよ。茎が太い場合は、長めに根元を茹でて調整してください。
・新じゃがいもは、温かいうちに塩と酢で下味をつけます。冷めてから加えると水っぽくなってしまうので注意しましょう。

春においしい菜の花と新じゃがいもを使った、ポテトサラダレシピをご紹介しました。
粒マスタードを入れたり、黒こしょうを振ってアレンジして楽しむのも◎　彩りのきれいなポテトサラダで春を満喫しましょう！

この記事の作者

中村りえさん

管理栄養士・米粉料理家
プロの管理栄養士・料理研究家による「食」のプロデュース・レシピ開発を手掛ける(株)エミッシュ所属。管理栄養士ならでは切り口でレシピ提案・コラムの執筆を行う。
家族の小麦アレルギーをきっかけに米粉に出会う。おいしさに魅了され、米粉料理の良さを伝えて日本の米文化を守りたいと考え、米粉の情報も発信している。