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乳幼児へのはちみつの与え方の注意点について

1歳未満

乳幼児へのはちみつの与え方の注意点について

使いやすく、自然そのままの食品で甘味も優しいので安心安全と思われがちな「はちみつ」ですが、1歳未満の赤ちゃんに与えるのは実はNG!その理由は、「ボツリヌス菌」という食中毒を起こす菌が含まれている可能性があるためです。
ボツリヌス菌は熱に強いため、そのまま食べるのはもちろん、加熱して食べることも1歳未満の赤ちゃんには危険です。自宅では使用しなければ安心ですが、外食時や市販の食品には原材料としてはちみつが含まれていることもあるため、1歳未満の場合はできるだけチェックしてあげましょう。


もし、ボツリヌス菌を含んでいるはちみつを食べてしまったら・・・乳児ボツリヌス症という感染症になってしまう可能性があります。稀な感染症ではありますが、消化器官が未熟で、腸内細菌の環境が整っていない1歳未満の赤ちゃんには危険です。1歳以上になると腸内環境が整ってきて体内で菌が繁殖する可能性が低くなるため食べても大丈夫だと言われています。
乳児ボツリヌス症は1歳未満の赤ちゃんが罹ってしまうと便秘になる、元気がなくなる、おっぱいやミルクの飲みが悪くなるなどの症状が出てきます。気付かずに食べてしまっていたということもあるため、このような症状があったり、様子が気になる時は病院で診てもらいましょう。

上野知佐管理栄養士・幼児食アドバイザー

1988年生まれ。昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。
社員食堂での勤務を経て、特定保健指導、妊婦さんや産後ママ向けのダイエット指導を行う。現在は、自信の妊娠を機に妊婦さん向けレシピや離乳食、幼児食、母乳育児ママ向けレシピをブログにて発信中。

参照:厚生労働省 はちみつ入り離乳食について

参照:内閣府食品安全委員会 ボツリヌス症とは