薬膳 杜仲補腰湯: 腰痛 膝痛 足腰・腎の強化 レシピ・作り方
材料(2-3人分)
- A 厚杜仲 (トチュウ) 16g
- A 枸杞子 (クコシ) 20g
- A 巴戟/巴戟天 (ハゲキテン) 15g
- A 牛膝 (ゴシツ) 16g
- A 川芎(センキュウ) 6g
- A 熟地 (ジュクジ) 16g
- A 続断 (ゾクダン) 8g
- A 正黄耆(オウギ)/正北芪 14g
- A 黒豆 (乾燥) 40g
- 水 1.5L
- 骨つき肉 300-600g
- タマネギ(なくてもよい) 2個
- 人参(なくてもよい) 1本
- 塩 小さじ1(お好みで増減)
作り方
-
1
3L鍋に水1.5L、Aの生薬を全て入れる。
今回は野菜たっぷりのスープにする為、水量を本来(骨つき肉とだけ煮る場合)の2.5Lから減らしています - 2 タマネギは丸ごとか半分に、人参は大きめの乱切りにする
- 3 野菜(タマネギ、人参)と骨つき肉を先の鍋に入れ、強火で沸騰させる
-
4
灰汁をとる
蓋をして極弱火(IH10段階の2)で2-3時間煮る -
5
火を止め加塩する。
※本来、このように加塩は一番最後なのですが、筆者は必ず忘れてしまうので、先に入れる場合が多いです。お好みで。 - 6 出来上がり
-
7
厚杜仲
腎、肝を補充し、高血圧やストレス、虚弱体質の解消など。腎精を補うことで、腰膝関節痛にも用いられる -
8
枸杞子
肝や腎を養い、強壮剤としても用いられる。虚労やめまい、血圧 血糖値 コレステロール降下に応用される。 -
9
巴戟/巴戟天 (ハゲキテン)
腎陽虚(腎の元気が衰えた状態)による頻尿や尿失禁、また腎虚による神経痛、リウマチ、腰膝の疼痛、軟弱無力、筋肉の萎縮などの改善に応用される。 -
10
牛膝
駆瘀血,通経,利尿,鎮痛薬として,月経不調,瘀血,腰膝や関節の疼痛,麻痺,水腫,小便不利等に応用する。 -
11
川芎
補血,強壮,鎮静,鎮痛,駆お血薬として,冷え性,貧血,月経障害などに応用。 -
12
熟地
生の地黄を酒と共に蒸したもの
血糖降下、強心、血圧上昇、利尿、緩下などに用いる -
13
続断 (ゾクダン)
強壮,鎮痛,消炎薬として,腰背の疼痛,打撲による炎症,切傷,骨折などに応用する。 -
14
正黄耆/正北芪
利尿作用,血庄降下作用強壮。強心,利尿,止汗作用をして,虚弱体質,栄養不良,汗機能不全,急性,慢性腎炎などに応用する。「正」とつくのは高級品で成分含有量が高い。 -
15
黒豆
補肝腎、活血、利水、解毒の効能があるとされ、腎虚や妊娠中の腰痛、むくみの治療に用いられる。 -
16
今回参考にしたのはこちら(Bee’s brand)
煮込んだ後でも、硬くて食べられない生薬(例:杜仲、巴戟、正黄耆)があります。食べるときによけてください。 - 17 生薬効能は、ナツメ社「基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書」、ウチダ和漢薬「生薬の玉手箱」、富山大学和漢薬データベース等から収集しました。
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18
【裏技】
スープの味に飽きたり、いまいちと感じた場合、味噌をお好みの量入れ、ラーメンとして食べてみてください。スープを捨てず全部飲むために薄味がおススメです
きっかけ
シンガポールでは、安価な漢方スープセットが容易に手に入り、レシピは不要ですが、出国後も生薬を自分で組み合わせて再現できる様、配合記録目的でレシピ化しました。
おいしくなるコツ
土鍋があると最高ですが、無ければ筆者の様にステンレス鍋で。圧力鍋は、早く出来ますが味は落ちます。
- レシピID:1380016952
- 公開日:2021/07/24
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