ジャムの保存に最適!気密正立殺菌で半年〜1年保存 レシピ・作り方
材料(約10人分)
- 保存瓶 この日は3個
- 瓶がつかるぐらいの深さの鍋 1つ
- キッチンペーパーか清潔な布巾 適量
- 菜箸かトング 一膳
- あれば料理用温度計 無くても可
作り方
-
1
保存瓶にはひねるだけで開閉出来るツイストキャップとネジ式スクリューキャップの2種類あり。
広口ツイスト瓶が保存性が良いようなので、ツイスト瓶でのジャム保存の殺菌法を書いていきます。 -
2
瓶・蓋ともにきれいに洗います。
ここからが瓶の殺菌法です。 -
3
きれいにした瓶を、まるまるつかるぐらいの深さのある鍋に入れる。
瓶全体がつかるまで水を入れます。このとき瓶の中の空気を出来るだけ抜いて、火にかけます。 -
4
お湯が沸いたら90℃くらいの温度をキープし、瓶を7分煮ます。
90℃のお湯の見た目は:
鍋底から泡がポコッと2つ3つ常時あがるがお湯の表面が沸き立っていない状態。 - 5 瓶を7分煮たところで、瓶の蓋を入れます。瓶の蓋にはゴムパッキンが付いているので、パッキン保護のため3分だけ煮沸します。
-
6
90度で煮始めから10分経ったところで、瓶も蓋も清潔なキッチンペーパーの上に引きあげます。
瓶は口に菜箸を入れて引きあげ、ペーパーか清潔な布巾の上に伏せて置きます。 -
7
瓶も蓋も予熱で乾きます。
乾いたところへ瓶に食品を詰めていきます。
この日、詰めるのはチョコレートベリーとも言われるアロニアのジャム。
ここからが気密正立殺菌法です。 -
8
瓶に熱があるうちに、熱いジャムを入れていきます。
入れる分量は瓶のフチから5ミリほど下まで。
角瓶は瓶の角部分になるべく空気が残らないように詰めましょう。 - 9 瓶の縁にジャムが付いてしまったら、アルコールを吹いたキッチンペーパーでジャムをきれいに拭き取ります。
-
10
瓶の口を硬く締め、先ほどの瓶を煮た鍋に網か布巾を敷きます。
瓶が動き、割れたりするのと温度のムラを防ぎます。
写真は蒸し器のプレートを敷いています。 -
11
瓶の半分がつかるぐらいまで水を入れ、火にかける。
再び90℃まで水温を上げ火を調節して温度キープ、そのまま15分煮沸。 -
12
15分経ったら、水を徐々に鍋に入れ水温を60℃〜55℃あたりまで下げます。
お湯60度の体感温度は:指の先をつけて熱っと痛い程度。3秒もつけたら、指が赤くなりしばらくじんじんする。 -
13
写真は小指をつけています。ちょっと熱っ。
湯温60℃〜55℃に瓶を5分つける。
5分経ったらお湯から引きあげ、冷たい水に15分つけます。水から引きあげたら、気密正位殺菌法完了です! -
14
目安にお湯の見た目と体感温度を書きましたが、温度計がある人は温度計を使いましょう。
やけどはしないですが、60℃って温度は結構熱いです。 -
15
※90℃のお湯1リットルに対し水2カップ弱でも60℃近くになります。
(水温にも寄る)
瓶は温度差や互いにぶつかった衝撃などで割れたりします。
急激に冷やしたり熱を加えるのは危険。
きっかけ
昔からやっていた瓶の殺菌方法、気密正立殺菌です。温度も測らず瓶をつけておく時間も適当。でも確かに半年1年は瓶詰めカビ知らずでした。 もう一つの殺菌法、食品を入れた瓶を逆さにお湯に入れる方法は蓋に食品が付き隙が出来たりする為保存性は劣るよう。
おいしくなるコツ
瓶をつけ置く温度帯・時間を守れば半年は持つ瓶詰めが作れます。 ジャムの糖度や保存場所によっても保存可能期間は変わってくるので、長持ちさせたいのなら冷暗所保管は基本。空きがあるなら冷蔵庫保管も。 もちろんなるべく早めに食べるのがオススメです。
- レシピID:1200008324
- 公開日:2014/09/15
関連情報
- カテゴリ
- 料理のちょいテク・裏技
レポートを送る
1 件
つくったよレポート(1件)
-
チャイタ君2023/06/12 10:45昨年作ったトマトソースの瓶詰がカビにやられてしまいかなり落ち込んでいました。今年は、この方法でジャムやトマトソースを上手に保存したいと思います。
瓶は広口のツイストキャップ、殺菌法は気密正立殺菌で安全安心な保存食を作りましょう。