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この夏は食べる腸内ケアで不調しらず!

13,014view 2015/08/17 18:00 健康・ダイエット
この夏は食べる腸内ケアで不調しらず!
腸は食べ物から摂った栄養素を吸収すると共に、不要なものを排出する働きを行っています。ここで便秘になってしまうと、体にとって不要なものがうまく排泄されずに腸内にたまることになります。その結果、下腹部が張り洋服がきつく感じたり、お肌が荒れたりする原因ともなります。

便秘の原因は人それぞれですが、ポイントは「腸をしっかり動かす」ことです。イベントが続き、外食をする機会が増えると栄養も偏りがちです。特に野菜や果物、きのこや海藻類に多く含まれる食物繊維が不足することは便秘の大きな原因となります。

食物繊維も大きく分けると水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分かれます。
水溶性の食物繊維は水に溶ける性質があり、腸内では摂りすぎてしまった糖やむくみの原因となるナトリウム、コレステロールなどを絡め取って排出する働きがあります。オクラや長芋、昆布、めかぶ、納豆などのヌルヌル、ネバネバとした食品に多く含まれます。便の状態がコロコロしているという方は水溶性の食物繊維をしっかりと摂りましょう。

不溶性食物繊維は体内で消化されない性質があり、腸内を刺激することによって腸の動きをサポートしてくれるだけでなく、便のカサを増やす働きがあります。さつまいもやキノコ、根菜類、精製度合の低い穀類に多く含まれます。食べる量が少なく、便の量が少ないという方は不溶性の食物繊維をしっかりと摂りましょう。

不溶性の食物繊維を多く含む食材は、噛み応えが多いという特徴があります。しっかり噛むことで満腹中枢を刺激して食事による満福感を得やすくなるだけでなく、顔回りの筋肉をしっかり使うことでシェイプアップの効果も期待できます。

腸の活動は体がリラックスモードになる夜に活発になることから、夜更かしをしない、休養をしっかり取る、夜遅くなった時の食事は軽めにするなどして腸が動きやすい状況を作ってあげることも大切です。
楽しい夏をさらに快適に過ごすためにもまずは腸内環境を整えることから始めてみましょう。

(テキスト: 磯村 優貴恵)

この記事の作者

磯村 優貴恵 さん
磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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