ガスパチョは、スペインのアンダルシア地方で生まれた完熟トマトを使った冷製スープのことです。トマト以外にもキュウリ、赤ピーマン、タマネギ、にんにくなどの野菜とワインビネガー、塩、胡椒、オリーブオイル、レモンなどの調味料、バゲット、水、氷などを入れてミキサーで混ぜ合わせます。灼熱の太陽が輝き、暑くて乾燥したスペインの夏を乗り切るために、酸味の強いスープで食欲を促そうと生まれたと言います。ミキサーがない頃は、石臼で材料をすり潰して作ったそうです。野菜だけでなく、バケットを加えるのは、火を通さないスープに、とろみをつけやすくするためと言われています。 レシピを見る >
アンダルシア州のグラナダ、セビーヤ、コルドバの3つの町を結ぶ地帯の中央に「D.O.モンティーリャ・モリレス」の産地があります。その原料となるぶどう品種「ペドロ・ヒメネス」は、大陸性の乾燥した気候のもと、非常に高い糖度、高いアルコール度をもちます。また、土壌はミネラルたっぷりの「アルバリサ」という明るい白い土で覆われているのも特徴。アルコール度数がそのままの状態でも十分高いため、一般的には酒精強化はせず、自然なワインとなります。
ワインリストを見る >コルドバは、スペインの南に位置し、イスラム教とキリスト教の文化が融和する歴史ある街です。「メスキータ」はスペイン語で「モスク」の意味で、コルドバの聖堂のことを指します。「メスキータ」はサウジアラビア・メッカのカーバ寺院に次ぐ世界最大規模で、8世紀より長年にわたって イスラム教主によって増築、改築されてきました。13世紀にキリスト教徒がコルドバを奪回した後も、メスキータは残されましたが中央部はキリスト教の大聖堂に改築されました。本来は相容れない聖堂とモスクが共存する宗教的に珍しい場所となっています。「メスキータ」周辺ではローマ橋等の建造物と ユダヤ人街とが世界遺産となっています。