チーズとワインの名産地。贅沢な時間を

イベリア半島の中央に位置するこのあたりはワインとチーズの名産地として知られています。羊乳を使ったマンチェゴチーズの産地で、それにあうワインもいろいろつくられています。なかでも高い評価を得ているのが欧米のワイン評論家などが「眠れる巨人が目を覚ました」と評するラ・マンチャやバルデペーニャス産のワインです。

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博物館のような町、トレド

トレドは、「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」と言われる有名な観光地です。「町自体が博物館」のようで、世界遺産にも登録されています。キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が長い間共存し、それぞれの文化が独自性を保ちながらもこのトレドの街でひとつに溶け合っています。ルネサンス期のスペインを代表するギリシャ人画家のエル・グレコもこの街に魅せられた一人です。彼の傑作のひとつである『トレド景観』に描かれた街の姿は、今日のトレドの景観と比べてみても大きく変わらないまま残っています。