「仔豚の丸焼き」はスペインの内陸部、カスティーヤ地方の名物料理で、セゴビアのものが特に有名です。セゴビアの「仔豚の丸焼き」には、とても厳しい基準が設けられていて、仔豚は生後3週間以内であること、ミルクで育てられていること、などの条件があります。かまどを使って皮がパリパリになるまで焼き上げられます。仔豚は脂身がまだ層になっておらず、肉に溶け込んでいるので、舌の上で柔らかくジューシーにとろけます。 レシピを見る >
この地方のワインは国際的にも高い評価を得ています。ワインづくりに必要とされる「夏の酷暑、冬の極寒、激しい乾燥」の3条件が揃った地域であるため、質の高さは他のヨーロッパの高級ワインに勝るとも劣らないと言われています。ジューシーな肉汁と赤ワインのマリアージュは、病みつきになりそうです。
ワインリストを見る >セゴビアはマドリッドから日帰りの旅行先としても人気がある場所です。ディズニー映画『白雪姫』のモデルにもなったと言われる美しい円錐屋根の塔のお城「アルカーサル城」は崖の上にそびえ立っています。2000年前のローマ時代に建てられた「水道橋」も有名で、「セゴビア旧市街と水道橋」の一部として、世界遺産(文化遺産)に登録されています。お城の中は、王座の間や諸王の間など、12のエリアに分かれていて、長い歴史を垣間見ることができます。かつての王室の生活を思い描いてみるのも、楽しいかもしれません。