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糖質制限より簡単?糖質の取り方に注意してダイエット!

9,598view 2016/02/09 17:00 健康・ダイエット
糖質制限より簡単?糖質の取り方に注意してダイエット!
お医者さんの間でも賛否両論ある糖質制限ダイエットですが、まだ安全性や効果が確認されていない所があるダイエット法です。また、やめるとリバウンドしやすく、一時的にやるダイエットとしては向きませんので、軽い気持ちでは試さない方がよいでしょう。糖質制限ダイエットでまず心配なのは、おかず中心のメニューになることでたんぱく質や脂質、塩分の取りすぎになりがちで、色々な病気にかかりやすくなる危険があることです。

「糖質制限」よりおすすめの方法

なんといってもやはり、バランスのよい食事をとることがオススメです。糖質に限らず、何かを多くとったり、極端に減らすことは、栄養のバランスをとるのが難しくなってしまいます。厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準」では、糖質(炭水化物)60%、脂質25%、たんぱく質15%が理想的なバランスとされています。

これは、ざっくりとした説明になります、理想的なバランスの食事とは、一汁三菜のような、ごはんなどの主食と、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜や汁物といった食事です。栄養バランスが整い、色々なビタミンやミネラルを過不足なくとることができます。ちなみに、体型や年齢にもよりますが、主食のごはんの量は150g(女性用の茶碗1杯)程食べてもダイエットには問題ありません。

大事なのは「食べる順番」!

糖質を食べる時には「インスリン」に注意するのがポイントです。インスリンは、血糖値を下げるホルモンですが、たくさん出ると、糖が脂肪になってしまったり、急激に出ると余計な食欲がより出てしまうという危険があります。それを防ぐためには、食事の際に、初めの一口でごはんなどの糖質を取らないことです。野菜や、たんぱく質が中心のおかずから食べることで、インスリンが急激にでるのを防ぐことができます。

また、お菓子やジュースなどの糖類の多いものを食べると、急激に血糖値が上がった後に急降下し、余計に甘いものを食べたくなる悪循環になります。これらのものは、基本的には控えたほうがよいでしょう。

同じ糖質でも、精製度が高いほど消化やインスリンの関係で太りやすくなります。ごはんなど、粒のままのものは消化が遅く太りにくく、ついで、小麦粉のような粉類、一番太りやすいのは砂糖などの糖類です。果物は果糖が多く太りやすいとも言えますが、ビタミンや食物繊維も豊富なので、1日に片手にのるくらいの量でしたら食べても大丈夫です。

糖質を恐れすぎずに、上手に付き合っていきましょう!

(テキスト:岡田 あや)

この記事の作者

岡田 あや さん
岡田 あや

大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業。
株式会社シダックスにて社員食堂・病院で献立作成、厨房業務、衛生管理指導などの委託給食業務に携わる。
その後、特定検診・保健指導で、メタボリックシンドロームの方を対象にした栄養指導、料理サイトのコラム執筆、テレビ出演などを中心に活動している。

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