話題の「スコップコロッケ」はあのイギリスの名物料理に似ていた!
「スコップコロッケ」は具材を耐熱容器に入れ、パン粉をトッピングしてオーブンで焼くだけ。ほっこりした料理が食べたくなる寒い季節にうってつけです。実はこのような手軽なオーブン料理は昔から広くヨーロッパやアメリカなど世界中で作られています。
味つけしたひき肉とマッシュポテトを重ね、パン粉やチーズをまぶして焼き上げるイギリスの名物料理「シェパーズパイ」が有名ですが、マッシュポテトの替わりにパイ皮を使ったオーストラリアのミートパイ、ミートパイの上にジャガイモを添えたニュージーランドのポテトパイなどがあり、イギリスから始まり、時代や国によって進化したことがうかがえます。アメリカでは同様のキャセロール料理を「カウボーイパイ」と呼びます。カナダ、フランス、ロシア、ひいてはヨルダン、シリア、レバノン、およびパレスチナなどの中東にも類似する料理が存在します。
地中海料理の「ムサカ」も要チェック!
また、トルコやギリシャで食されている「ムサカ」は、じゃがいもだけでなく、ナスを入れるのが特徴。ギリシャでは通常、耐熱容器にオリーブオイルでソテーしたナス、マッシュポテトまたは加熱したジャガイモと一緒にラムの挽肉、ベシャメルソースを重ねてオーブンで焼いたグラタンです。
いずれにしても、作り方も簡単で見た目もおしゃれなのも大きなメリット。大きなグラタン皿で焼いてみんなでシェアしてもいいですし、ココット皿などを使って小分けにしてもキュートでパーティーにもぴったり。食卓の新定番になりそうな「スコップコロッケ」をぜひ作ってみてください。